2020.12.12

CO2ゼロを目指して
中西工務店のおすすめするエコ製品 VOL.1
「ヒートパイプ」式太陽熱温水器

太陽熱温水器と聞くとどんなイメージをお持ちになりますか?

「屋根の上に載っている」
「大きなタンク」
「熱いお湯」
「お風呂」
「地震や台風の時に心配」

一般的に太陽熱温水器は貯湯槽とガラス面で出来た集熱部で構成されています。
その仕組みは各メーカーにより若干異なりますが、基本的には太陽光がガラス面に当たると集熱部内のパイプに入った水温が上昇し、サイフォンの原理で高温のお湯は貯湯槽に上がって行き、自然対流により冷たい水が集熱部に戻ってくるという仕組みになっています。

構造が簡単な反面、太陽光で水を直接温める為飲用水としては適しておらず、浴槽への落とし込みの使用のみ許可されております。

(下図参照)

「ヒートパイプ」式太陽熱温水器

今までの方式の太陽熱温水器に対し、CO2ゼロを目指す当社では、集熱部に直接水を入れず、熱伝導率の高い金属集熱体を通して熱を伝える、「ヒートパイプ」方式の太陽熱温水器をお勧めしております。

「ヒートパイプ」方式の太陽熱温水器は、集熱部であるガラス管内に圧力をかけず、タンク内のみに圧力をかけて運転することができるため、水道直結で運転させることが可能です。

この方式では、太陽光で直接水を温める事をしない為、衛生的と認められ、給湯器の一次側へ直結し、台所や洗面所、シャワー等で使用する事が可能になりました。また水道直結タイプですので屋根の上に載せる必要がなく、庭での設置が可能です。

当社では給湯器の給水温度を38~40℃と常に温水温度になる設定をお勧めしております。
そうしますと真夏のシャワーなどは
給湯器を作動しなくても快適、真冬でも給湯器で3~4℃水温を上げるだけで温かいお湯が作れますので、大幅な省エネ化が実現できます。(下図参照)

三島市K邸 「ヒートパイプ」式CO2削減型太陽熱温水器 庭の未使用部分に設置


このお宅では、ガス代と電気代の合計金額が、以前の
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当社で標準採用している寺田鉄工所製「ヒートパイプ」方式のサントップは、その省エネルギー性が認められ、2011年第8回エコプロダクツ大賞、経済産業大臣賞を受賞しております。

(現在はその理念や実績を継承しつつ、様々な社会経済の変化を視野に入れて2018年度にエコプロアワードとして刷新されております)

資料引用:寺田製作所